普段の診療では、患者さんに伝える。
仕事では、スタッフや歯科関係の方々に伝える。
そして日常では、家族や友人に伝える。
考えてみると、私たちは毎日、誰かに何かを「伝えながら」過ごしています。
でも最近、
伝えることは、簡単なようでとても難しいことだと思うようになりました。
自分ではきちんと伝えたつもりでも、
思っていたようには伝わっていなかったり。
同じ言葉を使っていても、受け取り方によって意見や見解に少しずつ違いが生まれたり。
「伝えた」と「伝わった」は、
同じようで、少し違うのかもしれません。
先日、長く一緒に仕事をしている技工士さんと、ゆっくり話をする機会がありました。
普段から仕事のやり取りはしています。
でも、改めて時間をとって話してみると、
お互いに「こう考えていたんだ」と初めて分かることもありました。

長く仕事をしているからこそ、
「きっと分かっているだろう」
「これくらいは伝わっているだろう」
そんなふうに、どこかで思っていたのかもしれません。
でも、より良いものを作るためには、
思っているだけでは伝わらない。
歯科医師から技工士さんへ伝えること。
そして、技工士さんからも感じたことを伝えてもらうこと。
技術と技術の間にも、言葉が必要なんだと思います。

その日、最後にこんな話をしました。
「これからは、お互いに思ったことをすぐ伝えよう。」
歯科医師だけでは、治療は完結しません。
歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士。
さまざまな人が関わり、一つの治療につながっていきます。
だからこそ、技術を磨くことと同じくらい、
相手にきちんと伝えることも大切にしたい。
伝えることも、技術の一つ。
そんなことを、改めて感じた一日でした。
🦷 『へぇ、歯。』
清藤歯科